2011年6月12日日曜日

糖質制限の重要性

長寿遺伝子サーチュインを発現させるのはカロリー制限であることは昨日のブログで紹介しましたが、日本人のカロリーオーバーの原因は何でしょうか?
日本人の摂取エネルギーの60%が炭水化物すなわち糖質です。
糖質を貯める場所は肝臓と筋肉のみしかなく、貯めることのできる量は肝臓が50~80g、筋肉が200~300gのみです。行き場を失った糖質が向かう先は脂肪組織で、脂肪組織は何kgでも貯えることができます。
糖質の脂肪組織の取り込みにはインスリンが重要な役割を果たします。すなわち、血糖値が上昇するとインスリンが多く分泌されます。肝臓や筋肉に貯えられず、運動でも消費されずに行き場を失った糖質が、大量に分泌されたインスリンによって、脂肪組織に移行するのです。
したがって、食後におこる高血糖は脂肪代謝の面からは望ましくないと言えます。

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